宇治上神社は、京都・宇治市にある神社で、1994年に「古都京都の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録されました。康平3年(1060年)に創建され、国宝に指定されている本殿は現存する最古の神社建築です。御祭神は菟道稚郎子、応神天皇、仁徳天皇の3神を祀るため、3つの社が横並びになっています。本殿前に建てられている拝殿は鎌倉期の造営で寝殿造りの遺構と言われています。平安時代に栄華を極めた藤原一族の守護神を祀る春日社もあり、平等院を守る鎮守社でもありました。拝殿の横には「宇治七名水」のひとつに数えられた「桐原水」が湧き出ています。室町時代に宇治茶が栄え、茶に不可欠な水にも「七名水」が定められましたが、他の6つの名水は失われ残っているのは桐原水だけです。平等院とは宇治川を挟んでほぼ対岸に位置し、平等院からは中洲である浮島にかかる朝霧橋を渡り、朝日山を上っていくと宇治上神社に到着します。
住所
〒611-0021京都府宇治市宇治山田59
アクセス
京阪宇治駅徒歩15分
電話番号
0774-21-4634
料金
境内自由
営業時間
09:00~16:30