晴明神社は京都市上京区の一条戻橋の近くにある、平安時代中期の天文陰陽博士である安倍晴明公を祀る神社です。創建は寛弘4年(1007年)晴明公の偉業を称えた一条天皇により、晴明公の屋敷跡である現在の場所に社殿が建てられました。創建当時の晴明神社は現在の敷地よりも随分広大なものでしたが、応仁の乱後規模は縮小し、古書、宝物なども散逸し社殿も荒廃した時代が続きました。その後崇敬者によって復興が進められ、近年は文芸作品や漫画・映画などを通じて安倍晴明の存在は広く知られるようになりました。神社の鳥居の額には五芒星の印が掲げられ、日月柱や四神門など陰陽師であった安倍晴明独特の趣向が凝らしてあります。魔除け・厄除けにご利益がありお札やお守りもあります。神社は堀川通に面しており市バス一条戻橋バス停の目の前になります。一条戻橋にもさまざまな伝説が残っており、今も花嫁は嫁ぐ日にその名を嫌って絶対に渡らないようにしていると言われます。