八坂の塔は正式には法観寺といい、京都・祇園にある臨済宗建仁寺派の寺院です。飛鳥時代にこの地に住んでいた高麗系の渡来人・八坂氏の氏寺として開かれた寺と言われています。聖徳太子が如意輪観音の夢告により五重塔を立て仏舎利を納め法観寺と号したとも伝えられています。当初は大寺でしたが次第にさびれ、今は民家に囲まれた境内に五重塔と薬師堂、太子堂があるだけになっています。祇園の街中にそびえ立つ五重塔は通称「八坂の塔」と呼ばれランドマークとなっています。高さ40m、永享12年(1440年)に足利義教により再建されたもので、京都市最古の塔として市民に愛されています。八坂の塔は不定期に公開されており、公式のホームページはなく事前に公開日の確認はできません。五重塔の内部は2階まで見学でき独特の密教空間を見ることが出来ます。清水寺の坂道を三年坂の方に折れ、二年坂を道なりに左にカーブするように下った先に八坂の塔はあります。
住所
〒605-0862京都府京都市東山区清水八坂上町388
アクセス
市バス清水道バス停徒歩5分
電話番号
075-551-2417
料金
※公開時に要確認
営業時間
10:00~16:00