常寂光寺は京都・嵯峨野にある日蓮宗の寺院。小倉山の東の中腹にあり、静寂の常寂光土を思わせることからこの名がつきました。桧葺きの仁王門は元和2年(1616年)、本山の本圀寺から移築したもので、運慶の作とも伝えられる迫力のある仁王像が出迎えてくれます。ここから楓の木々に囲まれた石段を登っていくと、本堂、妙見堂、多宝塔が見えてきます。檜皮葺きの多宝塔は重要文化財で均整のとれた美しさが際立ちます。山門左手に立つ角倉資料館では常寂光寺ゆかりの豪商・角倉家にまつわる遺品を展示しています。常寂光寺からは眼下に嵯峨野の眺望が見事です。境内の庭園には200本余りのカエデが植えられており、秋は全山紅葉に包まれます。8月16日の大文字送り火が鑑賞できる場所としても知られており、この日は夜間拝観を行っています。嵐山からの道順は、竹林の散策をしてトロッコ嵐山駅舎を迂回しそのまま道なりに進めば常寂光寺はすぐです。
住所
〒616-8397京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町2
アクセス
京福嵐山駅徒歩20分、R嵯峨嵐山駅徒歩20分
電話番号
075-861-0435
料金
500円
営業時間
09:00~17:00