法然院は京都市左京区鹿ヶ谷にある浄土宗系の寺院です。鎌倉時代の初め、元祖法然房源上人は鹿ヶ谷に草庵をもうけ弟子の安楽・住蓮とともに念仏三昧の別行を修し六時礼讃を唱えられていました。後鳥羽上皇の女房松虫と鈴虫が安楽・住蓮を慕って出家したことにより上皇の逆麟に触れるという事件が生じ、法然上人は讃岐へ流罪、安楽・住蓮は死罪となり草庵は荒廃しました。江戸時代になって知恩院の萬無和尚が法然上人ゆかりの地に念仏道場を建立することを発願し現在の伽藍の基礎が築かれました。法然院の境内は行事のないかぎり本堂前までの参道を開放しており拝観は無料です。方丈庭園や方丈の襖絵、中庭の三銘椿等の拝観は4/1~7、11/1~7の伽藍特別公開時のみとなっておりこちらは有料になります。境内の講堂は現在は貸しギャラリーになっており小規模な写真展や美術展が開かれています。法然寺は哲学の道の近くにあり春秋のシーズンには多くの観光客が訪れます。
住所
〒606-8422京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
アクセス
市バス南田町徒歩5分
電話番号
075-771-2420
料金
境内無料
営業時間
06:00~16:00