西芳寺は京都市西京区にある臨済宗の寺院で、庭の苔が非常に美しいことから「苔寺」の通称で呼ばれています。聖武天皇の勅願を得た行基によって天平年間に創建されました。建武の兵火で荒廃していたのを暦応2年(1339年)松尾大社の宮司が夢窓疎石を招請して復興させました。伽藍と庭園の美しさは遠く中国までも伝えられたといい、浄土庭園の形式は金閣寺や銀閣寺の庭園にも影響を与えています。35,000㎡に達する庭園は国の特別名勝及び史跡に指定されており120余種の苔が美しく手入れされています。西芳寺の見学は往復はがきによる事前申込制となっています。1日1回の見学となっており、7月~9月は午前の部、それ以外の月は午後の部で開催されています。まず本堂にて読経・写経体験をし参拝したあと、苔で覆われた庭園の見学をします。西芳寺の近くには、鈴虫説法で有名な華厳寺、酒の神さまを祀る松尾大社があります。
住所
〒615-8286京都府京都市西京区松尾神ヶ谷町56
アクセス
京都バス「苔寺・すず虫寺」徒歩3分
電話番号
075-391-3631
料金
参拝冥加料ひとり3,000円以上
営業時間
事前申込制、1日1回の開門