妙心寺は京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の大本山。この地にあった花園御所を花園上皇が関山慧玄に下賜し禅寺に改めたものでしたが、応仁の乱の兵火により玉鳳院を残して焼失し、細川勝元によって復興し多くの戦国大名の帰依を受け隆盛を誇りました。妙心寺道に面して勅使門と南門の2つの門を構え、広大な寺域に多くの堂塔伽藍が建ち並びます。勅使門から北へ放生池、山門、仏殿、法堂、寝殿、大方丈、小方丈、大庫裏と主要伽藍が配置され、これらの堂列の東方に浴室、鐘楼、経蔵が建ちます。こうした伽藍の構成は大徳寺伽藍と並んで、近世における禅寺伽藍の典型です。建物はすべて国の重要文化財に指定されています。妙心寺では禅の教えを体験できるよう、法話、写経、坐禅など行っており、修学旅行生や企業の研修でも利用されています。妙心寺の隣には花園会館というホテルもあります。JR花園駅からは歩いても5分ほどの距離です。
住所
〒616-8035京都府京都市右京区花園妙心寺町1
アクセス
JR花園駅徒歩5分
電話番号
075-466-5381
料金
大人700円/小中学生400円
営業時間
09:00~17:00