六角堂は正式名称を紫雲山頂法寺といい天台宗系単立の寺院です。本堂の形が六角形であることから古くより「六角堂」の通称で親しまれています。聖徳太子が大阪の四天王寺建立のための木材を求めて当地を訪れた時、霊夢によって六角の小堂を建立、観音像を安置して開基したといわれています。いけばな発祥の地としても有名で、六角堂の北側に聖徳太子が身を清めたといわれる池があり、池のほとりに僧の住坊があり「池坊」と呼ばれるようになりました。代々六角堂の住職を務める池坊は、仏前に花を供える中でさまざまな工夫を加え室町時代の「いけばな」成立に至りました。境内の柳の右手には六角形の石があります。昔は六角堂が京都のほぼ中心にあったことと、形がへそに似ていることから「へそ石」と呼ばれています。六角堂はオフィスビルが立ち並ぶ烏丸通のすぐ傍にありながら、ゆっくりと落ち着いた空気が流れています。錦市場からも歩いて5分ほどの距離です。
住所
〒604-8134京都府京都市中京区六角通東洞院西入堂ノ前町
アクセス
地下鉄烏丸御池駅から徒歩3分
電話番号
075-221-2686
料金
境内無料
営業時間
06:00~17:00