あだし野念仏寺は、京都府京都市右京区にある、山号を華西山と称する浄土宗の寺院です。あだし野は、古来より風葬の地として知られ、東山の鳥辺野、洛北の蓮台野と並ぶ平安時代以来の墓地です。寺伝によれば、創建は、弘仁2年(西暦811年)、弘法大師空海が野ざらしになっていた遺骸を埋葬して千体の石仏を埋め、五智如来の石仏を建てて五智山如来寺を建立したことが起源とされています。あだし野念仏寺へのアクセスは、JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅から徒歩約25分程度となっています。本堂は、江戸時代の正徳2年(西暦1712年)の再建。ご本尊、阿弥陀如来像が安置されています。境内の約8000体の石仏・石塔は、明治36年(西暦1903年)ごろに、散在していた無縁仏を掘り出して集められたものであり賽の河原にちなんで「西院の河原」と名付けられています。毎年8月最終土曜日・日曜日には灯明をあげる「千灯供養」が行われます。この行事にあわせて、昔の町並みが残る嵯峨鳥居本の街道で、「愛宕古道街道灯し」も実施されています。
住所
〒616-8436 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
アクセス
JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅から徒歩約25分
電話番号
075-861-2221
料金
大人: 500円/中高生:400円/小学生以下:無料
営業時間
9:00〜16:30(受付終了)