祇園祭は、貞観年間（9世紀）より続く、京都市東山区の八坂神社の祭礼で、夏の京都の一大風物詩です。明治までは祇園御霊会（ぎおんごりょうえ）と呼ばれていたとのこと。祇園祭会場へのアクセスは、京都市営地下鉄四条駅・烏丸御池駅・京都市役所前駅・三条京阪駅、京阪電鉄三条駅・祇園四条駅、阪急電鉄烏丸駅・京都河原町駅などを利用すると便利です。7月1日の「吉符入」に始まり、7月31日の「疫神社夏越祭」まで、１か月に渡って行われるお祭りで、ハイライトは、17日（前祭）と24日（後祭）の山鉾巡行、そしてそれぞれの宵山。コンコンチキチン、コンチキチンと祇園囃子が町中を包みます。宵山は、日が暮れて駒形提灯に明かりが灯り、夜の風情を楽しめるとともに、山や鉾をゆっくり観賞することができます。屋台もたくさんでて、夏祭りムードが高まります。山鉾巡行の見どころは、やはり豪快な「辻廻し」。「動く美術館」といわれる豪華絢爛の山や鉾が市内を練り歩く姿はまさに圧巻の光景です。