宇治橋とは、京都府宇治市の宇治川にかかる橋で、京都府乙訓郡大山崎町の山崎橋、滋賀県大津市の瀬田の唐橋とならんで、日本三古橋の一つに数えられています。伝承によると、橋がはじめてかけられたのは、大化2年(西暦646年)。現在の橋は、平成8年(西暦1996年)にかけ替えられたもの。桧造りの高欄は、青銅製の擬宝珠を冠し、周囲の風景とその歴史的イメージに配慮したデザインとなっています。宇治橋へのアクセスは、京阪電鉄宇治駅から徒歩すぐ、JR奈良線宇治駅から徒歩約3分程度となっています。宇治橋は、古今和歌集や源氏物語にも記述があり、能の「鉄輪」で登場する橋姫伝説でも有名。上流側の張り出した部分には、橋の守り神である橋姫を祀る「三の間」があります。また、豊臣秀吉公がこの「三の間」から茶の湯に使う水を汲ませたともいわれています。橋からの眺めはまさに絶景。付近には、10円玉で有名な平等院鳳凰堂があり、あわせて観光するよいでしょう。
住所
〒611-0021 京都府宇治市宇治東内
アクセス
京阪電鉄宇治駅から徒歩すぐ、JR奈良線宇治駅から徒歩約3分