新橋通とは、京都府京都市東山区内の東西の通りで、祇園の一番北側にあたります。東は東大路通から西は大和大路通（縄手通）まで約400メートルの通りで、東大路通より東は、知恩院道と名前を変えて知恩院の山門前まで続きます。祇園のお茶屋が軒を連ね、京都らしい風情のある通りとなっています。新橋通へのアクセスは、京阪電鉄祇園四条駅から徒歩約5分、阪急電鉄京都河原町駅から徒歩約10分程度となっています。新橋通界隈は、京都の文化史に欠かせない祇園発祥の地です。江戸時代の町民の大衆文化の浮世草子、浄瑠璃、歌舞伎などの舞台となり、今もその伝統を継承しています。辰巳大明神付近から西へ大和大路通までは美しい石畳が続きます。この石畳は、かつての京都市電の軌道内に敷設されていたものを再利用したもの。付近は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており、格子戸や駒寄せが続く情緒あふれる街並みとなっています。