城南宮は、京都府京都市伏見区にある、ご祭神として、八千矛神（やちほこのかみ）・息長帯日売尊（おきながたらしひめのみこと）・国常立尊（くにのとこたちのかみ）をお祀りする神社です。詳しい創建年代は不詳とされていますが、平安建都の際には、都の南方に鎮座し国を守護する社として仰がれていたとされます。普請・造作・転居・旅行・交通安全など、方除（ほうよけ）の霊験あらたか。城南宮へのアクセスは、京都市営地下鉄・近鉄竹田駅から徒歩15分程度となっています。城南宮は、京都有数の梅の名所として有名。社殿の西に広がる神苑内の「春の山」では、150本のしだれ梅が咲き乱れます。「探梅」「観梅」「惜梅」と移り行くしだれ梅の景色が楽しめるとのこと。春と秋に行われる「曲水の宴」は王朝の雅を伝える行事です。また、幕末の動乱の時代、薩摩・長州の新政府軍が錦の御旗を掲げて戦った鳥羽・伏見の戦いの主戦場となったのもこの地。