南座は、京都府京都市東山区にある、国の登録有形文化財となっている劇場です。京都四条南座ともいわれています。近代建築に桃山風のデザインを取り込んだ建物で、平成30年（西暦2018年）にリニューアルオープンされました。慶長年間に起源を有し、元和年間に官許されたとされる劇場で、日本最古の歴史を持つとされます。南座へのアクセスは、京阪電鉄衹園四条駅よりすぐ、阪急電鉄京都河原町駅から徒歩約3分程度となっています。南座との名称の由来は、四条通の南側に位置しているためとのこと。ちなみに、明治25年（西暦1892年）までは、南座の向かいに北座がありました。出雲阿国が、慶長8年（西暦1603年）の春、洛中においてかぶき踊りを披露したことが歌舞伎の起源とされています。その歌舞伎発祥の地で、現在も歌舞伎を中心にした公演が行われており、毎年11月末日から12月末まで行われる吉例顔見世興行は京都の冬の風物詩となっています。