無鄰菴とは、京都府京都市左京区にある、明治・大正時代の政治家・山縣有朋公の別邸です。敷地は三角形の形状で、広さ約3100平方メートル。数寄屋造りの母屋、茶室、レンガ造り二階建て洋館、そして日本庭園から構成されています。無鄰菴へのアクセスは、京都市営地下鉄蹴上駅から徒歩約7分程度となっています。近代日本庭園の傑作と称される庭園は、七代目小川治兵衛により作庭されたもの。国の名勝にも指定されています。施主である山縣有朋公の意向を汲み、全てが東山を軸に造られた、里山の風景から深山の滝まで物語性を表現する新しい庭園観に基づいて作庭されています。明治36年(西暦1903年)、この無鄰菴の洋館で日露戦争の開戦を決める会議が行われました。出席者は伊藤博文、小村壽太郎、桂太郎、そして山縣有朋。これは、「無鄰菴会議」と呼ばれ、近代日本史上の重要なイベントです。このような歴史に思いを馳せながら、庭園散策などを楽しむのもよいでしょう。
住所
〒606-8437 京都府京都市左京区南禅寺草川町31番地
アクセス
京都市営地下鉄蹴上駅から徒歩約7分
電話番号
075-771-3909
料金
入場料:600円/小学生未満:無料 高齢・障害者割引あり
営業時間
9:00~17:00(新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当面の間、事前予約制)