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善峯寺

善峯寺は京都市西部にある善峰観音宗本山で、西国三十三カ所第20番札所の寺院です。長元3年(1030年)天台宗の僧・源算の開基といわれ、平安末期に最盛期を誇り、中世には天台座主となった慈円や法親王が入寺し西山宮と呼ばれるほどでした。応仁の乱の兵火により多くを焼失し、現在の堂宇のほとんどは大原野出身の徳川綱吉の生母桂昌院の寄進によるものです。阿知坂と呼ばれる七曲りの坂道を登りつめると仁王門があり、正面に本尊の千手観音を安置する本堂、右手に経堂、鐘楼、多宝堂、背後の山腹に釈迦堂、薬師堂などの堂宇が配置されています。多宝塔の左右に長く枝を伸ばす五葉松は、地を這うような姿が竜に似ることから「遊竜松」と呼ばれています。春の枝垂れ桜は美しく、夏はサツキやアジサイ、秋は全山が紅葉に染まり、冬は雪景色のなか南天が彩りを添えます。大阪府との境に近い山の中に位置し、JR向日町からの阪急バスで所要約30分、1時間に1本の運行です。

住所

〒610-1133京都府京都市西京区大原野小塩町1372

アクセス

JR向日町駅下車、阪急バス66番30分、終点善峯寺下車徒歩8分

電話番号

075-331-0020

料金

大人500円/高校生300円/小中学生200円

営業時間

08:00~17:00

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