四条大橋は京都市中心部の鴨川に架かる四条通の橋です。八坂神社の記録によると四条大橋は永治2年(1142年)勧進寄付により架けられましたが、以後たびたび流失しています。三条大橋や五条大橋は街道の起点・終点であったため大きな橋が架けられていましたが、八坂神社への参道である四条大橋は小さな民橋でした。現在の橋は昭和17年(1942年)に架けられた橋長65m、幅員25mの鋼板桁橋で川の中に２つの橋脚を持っています。四条通の東側には祇園、八坂神社、西側には先斗町、四条河原町があり京都を代表する繁華街を結ぶため人通りの多い橋となっています。江戸時代初期には四条河原において出雲阿国がかぶき踊りを披露して注目を集め、人々の集まる歓楽地でした。現在では四条大橋の東側のたもとに京都南座が鎮座し、歌舞伎など伝統芸能を披露し京都を代表する劇場となっています。鴨川の河川敷はジョギングやウォーキングを楽しむ市民の憩いの場となっています。