養源院は京都市東山区にある浄土真宗遣迎院派の寺院で、三十三間堂の向かい側に位置しています。文禄3年(1594年)に淀君が父浅井長政の迫善のために建立し、のちに火災にあいましたが淀君の妹・徳川秀忠夫人が再建し、以来徳川家の菩提所となりました。廊下の天井は、関ケ原の戦いの時に家康の部下たちが自刃し、遺骸が長くそのまま放置されていたので廊下の床には倒れた人そのままの形で血の跡がつき、それを天井板に使い「血天井」と呼ばれています。廊下に面してある俵屋宗達の杉戸絵も必見で、仏典に登場する唐獅子や白象などの動物が画面いっぱいに躍動感あふれ奇抜なデザインで描かれています。ほかにも宗達の襖絵や狩野山楽の牡丹の間の襖絵も素晴らしく見逃せません。阪急七条駅からは鴨川を背に歩いて10分ほどの場所にあり、近くには三十三間堂や京都国立博物館、智積院、豊国神社など見どころが集中しているエリアです。
住所
〒605-0941京都府京都市東山区三十三間堂廻り656
アクセス
京阪電車七条駅徒歩10分
電話番号
075-561-3887
料金
500円
営業時間
09:00~16:00