等持院は京都市北区にある臨済宗天龍寺派の寺院です。足利尊氏が天龍寺の夢窓疎石を招いて中興し、尊氏の死後は歴代足利将軍の菩提所となりました。足利幕府衰退とともに荒廃していき、豊臣秀頼が修造したが焼失し、文政元年(18181年)に妙心寺塔頭の海福院方丈が本堂として移築され再建されました。霊光殿には足利尊氏が念持仏としていた利運地蔵尊を本尊として達磨大師と夢窓国師を左右に配し、5代と14代と除く歴代足利15代将軍の像が安置されています。夢窓国師作庭といわれる庭園は西の芙蓉池と東の心字池の2つからなります。西庭はなだらかな衣笠山を借景に、中ノ島から北岸にかけて刈込みや枯滝組、石橋を架けるなど多彩な構成です。有楽椿(侘助)で春が始まり、初夏のサツキ、くちなし、初秋の芙蓉の花と四季折々の花が見られます。場所は立命館大学衣笠キャンパスの隣に位置し、等持院南町バス停からは歩いて8分ほどです。
住所
〒603-8346京都府京都市北区等持院北町63
アクセス
市バス等持院南町下車徒歩8分
電話番号
075-461-5786
料金
大人500円/小人300円
営業時間
09:30~16:30