大仙院は京都市北区の大徳寺内にある塔頭寺院です。永正6年(1509年)に古嶽宗亘(大聖国師)により開かれた大徳寺北派の本庵で、7代目住職が沢庵宗彭です。国の特別名勝となっている枯山水の庭は古嶽宗亘が作ったといわれ、方丈を取り巻くように展開しています。方丈北隅の土塀際に不動石や観音石があり、刈込みや美しい砂で滝を表す蓬莱山があります。水の流れは全て砂で表現され、滝の流れは石橋を渡り大河へと続きさらに大海へと至ります。方丈の襖絵は室町時代の名作で、相阿弥の山水画はルーブル美術館にも出展され、そのほか狩野元信の花鳥図や狩野之信の四季耕作図などがあり、いずれも国の重要文化財に指定されています。また大仙院は千利休ともつながりが深く、利休と太閤秀吉ゆかりの茶室である書院の間も必見です。市バス「大徳寺前」バス停からは歩いて6分ほどで、大徳寺総門をくぐって左に進み、大徳寺本坊の奥になります。
住所
〒603-8231京都府京都市北区紫野大徳寺町54-1
電話番号
075-491-8346
料金
大人(高校生以上)400円/小中学生270円
営業時間
09:00~17:00(3月~11月)、09:00~16:30(12月~2月)