大報恩寺は京都市上京区にある真言宗の寺院です。昔から千本釈迦堂の名で親しまれており、名前の由来は本尊の釈迦如来が人々に信仰されていること、近くに千本通があることなど、いくつか諸説があります。貞定3年(1221年)義空上人が小堂を構え御本尊の釈迦如来坐像を安置したことに始まります。諸堂を連ねていましたが応仁の乱の戦火により焼失し本堂のみが残りました。国宝の本堂は安貞元年(1227年)の建造で洛中最古の木造建造物です。建造にまつわる「おかめ伝説」が残されており、棟梁の建築上の苦悩を見た妻のおかめの適切な助言により工事は完成しましたが、おかめは建物を見ることなく亡くなったということです。千本釈迦堂は北野天満宮のすぐ北東にあります。京都で最も歴史ある花街・上七軒は千本釈迦堂と北野天満宮の間にあり、春には北野をどりも開催されます。市バス上七軒のバス停からは北に3分ほど歩けば千本釈迦堂に到着します。
住所
〒602-8319京都府京都市上京区七本松通今出川上ル
アクセス
市バス上七軒バス停徒歩3分
電話番号
075-461-5973
料金
大人600円/大学生・高校生500円/小中学生400円
営業時間
09:00~17:00