二見浦は伊勢市二見町の今一色から立石崎までの海岸エリアを指します。JR東海の参宮線・二見浦駅からも歩いてすぐの場所です。目の前に広がる二見浦海岸には夫婦岩と呼ばれる二つの岩を観ることができます。まるで仲睦まじく寄り添う夫婦の姿にも見えるこの夫婦岩は二見浦の象徴でもあります。5～7月には二つの岩の隙間から日の出を望むことができます。この五十鈴川河口西側の海岸地域は古くから製塩する地としても知られており、ここで作られた塩は伊勢神宮に貢進されてもいます。二見浦駅から歩いて15分ほどの場所にある御塩殿神社は製塩設備がある全国でも珍しい神社でもあります。また二見浦には、猿田彦大神ともゆかりが深く、縁結びや夫婦円満にご利益が得られるとされる二見興玉神社もあります。伊勢神宮を訪れる前に禊場の立石浜で穢れを落とし、身を清めることが正しい伊勢参拝方法とされているため、立石浜からも近い二見興玉神社へ参拝する人は多いです。