皇大神宮別宮 瀧原宮（たきはらのみや）は、並立する瀧原竝宮（たきはらのならびのみや）とともに天照大御神御魂（あまてらすおおみかみのみたま）を祀っている皇大神宮（伊勢神宮 内宮）の別宮で、古くから「遙宮（とおのみや）」として信仰を集めています。瀧原という名は、大小たくさんの滝があるところから由来しています。樹齢数百年を超える杉の木立に囲まれた参道を進んだ先にある２つの別宮「瀧原宮」「瀧原竝宮」、そして２つの所管社「若宮神社」「長由介（ながゆけ）神社」の順に参拝します。境内には他にも、ご神体を納める「御船代（みふなしろ）」を収納する倉である「御船倉（みふなぐら）」があり、これは正宮（本宮）をはじめ他に13所ある別宮にはなく、瀧原宮にしかない建物です。正宮から約30km離れた大紀町にあり、最寄り駅のJR紀勢本線「瀧原駅」からも徒歩約20分とアクセスは大変ですが、内宮・外宮参拝後にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。