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JR紀勢本線「熊野市駅」から海に向かって10分ほど歩いたところにある獅子岩(ししいわ)は、巨大な獅子が熊野灘に向かって吠えているように見える姿からその名がつけられました。柔らかい砂岩でできた地盤の隆起と海蝕・風蝕現象によってうまれたこの奇岩は、高さが約25m・周囲が約210mにもなります。近くにある景勝地「鬼ヶ城」とともに国の名勝および天然記念物に指定されており、2004年には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の1つとしても登録されています。隣にある人面岩と呼ばれる神仙洞の「吽(うん)の岩(雌岩)」に対して「阿(あ)の岩(雄岩)」と呼ばれ、そばを流れる井戸川の上流に鎮座する熊野国総鎮守・大馬神社の狛犬として敬愛されています。このため、大馬神社には今も狛犬が設置されていません。ちなみに、毎年8月17日に開催される「熊野大花火大会」では、多くのカメラマンが集まる絶好の撮影スポットとなっています。
住所
〒519-4324 三重県熊野市井戸町
アクセス
JR紀勢本線「熊野市駅」から徒歩で約10分
電話番号
0597-89-4111(熊野市観光スポーツ交流課)