津駅の西口を出て10分ほど歩いたところにある三重県立美術館は、1982年に中部・東海地区初の本格的な美術館として開館した美術館です。三重県にゆかりの深い作家の作品や日本と西洋の近現代美術作品のほか、三重県が1992年にスペイン・バレンシア州と姉妹提携を結んだことにより加わったスペイン美術など、その収蔵作品数は約6,000点にもなります。館内は地下1階から2階まであり、年間4期に分けて常設展示が開催される常設展示室が3室、自主企画展や共同企画展などが開催される企画展示室が4室あり、年間を通じて様々なテーマで収蔵作品が紹介されています。レストランやミュージアムショップも併設されているので、美術鑑賞の余韻を感じながら食事や買い物を楽しむことができます。2003年のリニューアル時には、戦後日本の具象彫刻界を代表する彫刻家・柳原義達の作品を展示した「柳原義達記念館」が新たにオープンしました。