瑞鳳殿は、仙台藩祖・伊達政宗公の御霊を祀るため、墓所の上に建てられた霊屋です。伊達政宗は1636年に70歳で亡くなりますが、その遺命によって翌年に造営されました。豪華絢爛な桃山文化の様式を受け継ぐ装飾は圧巻の美しさ。残念ながら戦火によって焼失したため、現在の建物は1979年に再建されたものですが、当時の政宗公の威風を感じる建物は壮麗のひとことです。境内には二代藩主忠宗公を祀る感仙殿、三代藩主綱宗公を祀る善応殿、瑞鳳殿資料館もあります。資料館では副葬品や三藩主の容貌像の展示のほか、発掘調査の様子を写した映像も視聴できます。
JR・仙台市地下鉄「仙台駅」からは車で約10分。徒歩の場合は、仙台市地下鉄東西線「大町西公園駅」から徒歩約15分、または路線バスや循環観光バス「るーぷる仙台」を利用するのがおすすめです。
杉木立に囲まれた境内は清々しい空気に覆われ、季節を感じながらの散策にも最適なスポット。土日には無料のガイドも常駐しています。