トンネルの駅は、地元の酒造会社である「神楽酒造株式会社」により運営されている、高千穂観光物産館です。1970年代、九州横断鉄道として高千穂線延長工事が行われていましたが、トンネル内出水が起き、1974年に工事を中止させざるを得ない状況になってしまいました。既にこのトンネルの高千穂側は完成していましたが、一度も線路として列車が通ることがありませんでした。時を経て2000年、地域活性化を目的に「トンネルの駅」を開業、トンネル内の湿度や温度が焼酎貯蔵に適していることから、焼酎樽の貯蔵庫として活用の上し物産館を営業、今では多くの観光客が立ち寄る施設になりました。トンネルは全長1,115メートル、年間気温・湿度は17度・70％と常に安定しており、常時約1,000本の焼酎樽が貯蔵されています。トンネル内貯蔵庫では、地元の原酒が熟成されている様子を見学・試飲もできます。トンネルの駅へのアクセスは、公共交通機関利用の場合、JR博多駅より高速バス「ごかぜ号」利用（要予約）1日4便運行所要３時間半。JR熊本駅より特急バス「あそ号・たかちほ号」利用（要予約）1日2便運行所要約3時間。JR延岡駅より路線バスで所要1時間半。JR宮崎駅より期間限定で高速バス（要予約）が運行しています。所要2時間40分。車の場合、九州自動車道「松橋IC」より国道218号線経由で1時間半。九州中央自動車道「蔵田IC」より国道218号線経由で40分。高千穂中心部・高千穂神社より車で5分、天岩戸神社より車で20分ほど。