雲仙地獄は、雲仙温泉・雲仙岳を有する長崎県島原半島を代表する観光名所。雲仙普賢岳の地熱が活用された地獄温泉です。灰色の岩と岩の間からはモクモクと蒸気や熱気が立ち上っており、この世のものとは思えない光景が広がります。大分県の別府温泉や神奈川県の箱根温泉など他地域の地獄温泉とは違い、雲仙地獄は、江戸時代当時のキリシタン殉教の地であったことでも知られており、当時はまさに地獄そのものだったことが回想されます。その歴史に伴い雲仙地獄では、キリシタン殉職の碑が設置されています。地熱地帯の上を遊歩道で整備されており、一周約60分ほどで散策できる「地獄体験」ができるスポットです。「雲仙地獄 足蒸し(あしむし)」では、実際に地熱や噴気を肌で体感できます。「雲仙地獄工房」では、上記を使って蒸し上げる「温泉卵」を味わえます。雲仙地獄へのアクセスは、公共交通機関を利用の場合、JR諫早駅より始発が出ている島原鉄道利用、各駅停車で85分「島原港駅」にて下車、島原港駅より4キロ、車で10分ほど。車の場合、長崎自動車道「諫早IC」より雲仙グリーンロード利用で約60キロ所要80分。