総本山金峯山寺は吉野山のシンボルであり修験道の総本山です。吉野山は古くから聖域として知られており、7世紀後半に役行者が修行に入り金剛蔵王大権現を感得され、その姿を山桜に刻み祭祀されたのが金峯山寺の開創と伝えられています。奈良時代には行基菩薩が改修し、平安時代には焼失と再建を繰り返し、現在の建物は大正時代に完成したものです。本堂である蔵王堂は、重層入母屋造り、檜皮葺き、高さ34m、四方36mの大建築で、木造古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇ります。蔵王堂には秘仏である本尊蔵王権現が納められており、平成24年から仁王門大修理勧進のため10年間にわたって毎年一定期間公開されています。2004年7月には吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界遺産に登録されました。吉野山は山全体が世界遺産として登録されており、金峯山寺は修験道霊場の中心として世界でも稀有の価値を認められました。
住所
〒639-3115奈良県吉野郡吉野山
アクセス
近鉄吉野駅からロープウェイ乗換、吉野山駅下車 徒歩約25分
電話番号
0746-32-8371
料金
大人500円/中高生400円/小学生300円※ご開帳期間は別料金
営業時間
08:30~16:00