朱雀門は、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つでもある平城京跡の南方に位置する文化財です。1300年前、平城宮の正面であった朱雀門前の広場は、外国使節の送迎や、大勢の人たちが集う歌垣などが行われたり、天皇が新年を祝ったりと、奈良時代の人にとって重要な祝祭の場として利用されていました。2018年にはメインストリートである朱雀大路と二条大路の整備が整い、歴史公園の見どころ、出土品や資料を見学できる「平城宮いざない館」。インフォメーションセンターや特産品が購入できる「天平みつき館」、公園の景色を眺めながら食事ができる「天平うまし館」、サイクルステーション、展望デッキ、VRシアターなどのサービスがある「天平みはらし館」、待ち合わせ場所・休憩所として利用できる「天平つどい館」という、５つの館と芝生広場、復原遣唐使船などの屋外スペースを合わせた観光拠点「朱雀門ひろば」がオープンするなど、より奈良の歴史や文化、食を楽しめるスポットとなりました。近鉄奈良線大和西大寺駅南口から徒歩約20分、近鉄奈良線新大宮駅から徒歩約20分でアクセスすることができます。