宿根木は新潟県佐渡市の最南端にある町で、1991年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれました。かつてこの町は江戸時代から明治時代にかけて全盛期を迎えた北前船の寄港地として発展し、船大工によってつくられた町並みが今でも残っています。そんな千石船と船大工の里ではまずまち歩きをしてみましょう。佐渡国小木民俗博物館をスタートし、海岸まで行き、一周して戻ってくるコースです。このエリアには伝統的建造物が多く、船大工たちで栄えた港町の雰囲気を感じられるでしょう。いくつかの民家は内部を見ることも出来ます。佐渡国小木民俗博物館では南佐渡の漁業や暮らしの道具など約30000点が展示されています。また隣接の展示館では実物大に復元された千石船「白山丸」を見ることが出来ます。これは当時の板図をもとに復元されたものです。宿根木までは車で小木港から約10分、赤泊港から約30分、両津港から約70分。バスでは宿根木線 宿根木バス停下車です。