旧閑谷学校は、1670年に岡山藩主池田光政によって創建された、庶民のための学校で、現存する庶民の通った学校の中では世界最古です。複数の建物から成っており、そのほとんどが重要文化財に指定されている他、講堂は国宝として指定されています。創立当初は庶民が学校へ行くこと自体が異例であり、この時期に庶民にも教育を受けさせようと思い立って創設されたものとは思えないほど立派な建造物です。閑谷学校のおかげで、今日の私たち日本人が当たり前のように教育が受けられているのかもしれません。備前焼の瓦や、770mにもわたる手作りの石垣が周辺の自然と非常にマッチしていて、つい長居してしまうような不思議な雰囲気を醸し出しています。秋には、校内の建築物を取り囲む紅葉がとても美しく、観光客が多く訪れます。自家用車はもちろん観光バスも駐車できる、駐車場がしっかり完備されていることもあり、アクセスしやすいです。近くにある醤油のソフトクリーム販売されているので、そちらも是非チェックしてみてください。