体験情報
◆Writer: Ryota (DeepExperience Content Creator)
一生に一度の超レアな体験、「連獅子」!
日本の伝統芸能の一つである歌舞伎は、男性のみで演じられます。役者が全員男性と聞くと、荒々しい舞台を想像するかもしれませんが、「女方」といって、女性に扮した男性の歌舞伎役者の演技は女性そのもので、男性的な荒々しい動きと女性的なおしとやかな動きの両方が歌舞伎では鑑賞することができます。
今回体験する、「連獅子」とは歌舞伎の中で最も人気のある演目の一つで、獅子の親が我が子を谷底に突き落とし、勇敢によじ登ってきた子のみを百獣の王として育て上げるという大変感動できるストーリーになっています。「連獅子」の格好ができるのは、歌舞伎役者の中でも、トップクラスの役者のみで、一般の人がこの格好になることは、この体験を除いてはまずないでしょう。そんな一生に一度の超レアな「連獅子」体験を通して、あなたはまさしく、百獣の王としての風格を手にすることができるでしょう。
今回体験する、「連獅子」とは歌舞伎の中で最も人気のある演目の一つで、獅子の親が我が子を谷底に突き落とし、勇敢によじ登ってきた子のみを百獣の王として育て上げるという大変感動できるストーリーになっています。「連獅子」の格好ができるのは、歌舞伎役者の中でも、トップクラスの役者のみで、一般の人がこの格好になることは、この体験を除いてはまずないでしょう。そんな一生に一度の超レアな「連獅子」体験を通して、あなたはまさしく、百獣の王としての風格を手にすることができるでしょう。
通訳ガイドが、どこでも、お好きな場所で、あなたをお出迎え。
あなたがお泊りのホテルのロビーだけでなく、お客さまが指定された場所まで通訳ガイドがお出迎え。そこで、当日の流れについての説明があります。説明の後は、ホテルから体験施設、「飛鳥ホール」までタクシーで直行。大阪市内のホテルからだと、最長でも30分あれば到着します。
※通訳ガイドによる送迎サービスは大阪市内に限ります。
※通訳ガイドによる送迎サービスは大阪市内に限ります。
体験施設「飛鳥ホール」に到着!
さて、「飛鳥ホール」の中に入ると、玄関にて、施設様からの温かいお出迎えがあります。階段を上がると、とても広々とした舞台があります。「飛鳥ホール」は普段、日本舞踊の流派の一つ、飛鳥流のお稽古場として利用されていますが、お稽古だけでなく、訪日外国人観光客のおもてなしのためのプログラムも多数あり、外国人に優しい体験施設です。
▼「飛鳥ホール」の外観。訪日外国人観光客のための施設として、ディープな体験を提供しています。
▼「飛鳥ホール」の外観。訪日外国人観光客のための施設として、ディープな体験を提供しています。
▼二階に上がると、立派な舞台のある広間があります。今回はここで連獅子体験!
まずは浴衣に着替えましょう!
「連獅子」体験の時は、普通の着物ではなく、「連獅子」専用の着物を着ます。「法被」といわれる、格式の高い武士が着ていた表着や、「大口袴」などのステージ衣装を着る前に、隈取といわれる歌舞伎メイクをするので、メイクの色が服につかないように、浴衣に着替えます。
▼まずは、浴衣を着ます。写真の右側にあるのが、特別ステージ衣裳になります。白いマフラーのようなものは、インド・中国・パキスタンなどに生息している動物「ヤク」の毛皮から作られた「連獅子」専用のかつらです。
▼まずは、浴衣を着ます。写真の右側にあるのが、特別ステージ衣裳になります。白いマフラーのようなものは、インド・中国・パキスタンなどに生息している動物「ヤク」の毛皮から作られた「連獅子」専用のかつらです。
顔を「おしろい」で白塗りしていきます!
さあ、それでは、今回の体験で最も肝心な隈取をしていきましょう。隈取では、真っ白になった顔の上に血管や筋肉を表現した線を筆で描いていきます。まず「菜種油」と「木蝋」を混ぜたものを顔に塗ります。どちらも自然由来の成分なので、お肌に害はありません。下地が終わったら、今度は上から白塗りしていきます。先に「水おしろい」を顔全体に塗り、その後、「粉おしろい」でたたいていきます。隈取全体にかかる時間は約30分程です。笑ったり、動いたりすると、上手にメイクできないので、美容室で散髪している時のように、目をつぶったまま、どしっと構えていてください。
▼隈取をするときは、バンダナを使い、おでこまで、白塗りできるようにします。日本舞踊の名門、飛鳥流の三代目家元、左近さんに隈取していただきました。とても優しい先生でした。
▼隈取をするときは、バンダナを使い、おでこまで、白塗りできるようにします。日本舞踊の名門、飛鳥流の三代目家元、左近さんに隈取していただきました。とても優しい先生でした。
▼「菜種油」と「木蝋」の混合物を顔に塗っていきます。初めての感触でも驚かないでください!
▼こちらが、「おしろい」と呼ばれるもので、これを使って、白塗りしていきます。
▼顔が真っ白になりました。元々どんな顔をしていたか思い出せませんね。(笑)
隈取を仕上げます!
白塗りが終わったら、今度は、赤や黒の色を加えます。歌舞伎において赤は正義を象徴します。反対に、青は不正や悪霊を象徴し、歌舞伎の演目がわからない人でも、役者の顔を見れば、悪役かどうかが判断できます。当然、今回の「連獅子」は勇猛果敢な獅子が主役ですので、赤を使います。
▼日本文化では赤や朱色は魔除けの意味もあります。鳥居や神社が赤いのも同じ理由です。
▼日本文化では赤や朱色は魔除けの意味もあります。鳥居や神社が赤いのも同じ理由です。
▼家元が隈取されているところを、宗家が後ろの方で見守っておられます。心温まる写真ですね(笑)ちなみに、宗家はこの時、お客さんが退屈しないように、歌舞伎のお話をしてくださいました。
▼仕上がりました!とっても強そうな獅子になれそうですね。
特別のステージ衣裳を着よう!
隈取が終わると、次は、特別のステージ衣装を身に着けます。衣裳はとても重たく、一人では着ることができません。通常、主役を演じる役者の高弟二人が前と後ろに分かれて、手際よく着付けします。二人の息が合わないと限られた時間の中で、素早く着付けできないそうで、まさに二人のチームワークが発揮されます。お客さんは殿になったような気分で、ドシッと構えていてください。
▼まずは襦袢(じゅばん)と言われる和服用の肌着を着ます。
▼まずは襦袢(じゅばん)と言われる和服用の肌着を着ます。
▼特別のステージ衣裳です。巴(ともえ)と言われる水の渦を象徴した文様が着物についています。この文様は和太鼓や神社、お寺の瓦でも見受けられます。とっても、かっこいいデザインですね。
▼背中に「大口上げ」と言われるフックのようなものを付け、重たいステージ衣装を固定させます。
▼袴は必ず左足から履きましょう。右から履くのは、武士の世界では、切腹することを意味し、あまり縁起がよくありません。
▼「能法被」とかつらを身に着けました。「能法被」とは、能の男役に用いる広袖の表着です。家元がかつらや着物の位置を直しながら、見得のポーズの決め方について伝授しています。
▼「百花の王」といわれる、ぼたんを両手に持ち、見得のポーズを決めましょう。本物の歌舞伎役者のような迫力が伝わってきますね!
「連獅子」体験後は、「押し隈」体験で、思い出を形に残そう!
「連獅子」体験で百獣の王気分を味わったら、今度は「押し隈」で、あなたの歌舞伎メイクを思い出の品にできます。「押し隈」とは布に歌舞伎メイクを残すため、役者の顔に直接布を押し付けることです。歌舞伎メイクの形は隈取のたびに、微妙に変化します。また、世界で一つだけのあなたの顔から取ったメイクアートはおそらく、この地球上で唯一無二の最高のプレゼントになるでしょう。歌舞伎ファンにとっても、お気に入りの歌舞伎役者の押し隈は入手困難なので、とても貴重なものです。
さらに、「押し隈」が終わると、宗家が直々にお客さんの名前を漢字に直して記念品に書いてくれます。もはや、奇跡です。最後に、お茶と和菓子が振舞われますので、歌舞伎や日本文化に関しての質問がありましたら、何でも聞いてください。
▼うまくメイクを布に残すには、顔に描かれたラインをなぞりながら、慎重に布を顔からはがします。
さらに、「押し隈」が終わると、宗家が直々にお客さんの名前を漢字に直して記念品に書いてくれます。もはや、奇跡です。最後に、お茶と和菓子が振舞われますので、歌舞伎や日本文化に関しての質問がありましたら、何でも聞いてください。
▼うまくメイクを布に残すには、顔に描かれたラインをなぞりながら、慎重に布を顔からはがします。
▼今回のお客さまの漢字名は「風呂里庵」でした!とってもお洒落な名前ですね。
▼こちらのお客さま、自分の押し隈に大変ご満足のご様子。これは良い思い出の品になりますね!
▼コンパクトなガーゼのハンカチを選ぶこともできます。
▼今回は体験したのが5月だったので、「端午の節句」に合わせて、お茶と柏餅を頂きました。
一生の思い出になる、他では決して体験することのできない「連獅子」
「連獅子」の格好ができるのは歌舞伎役者の中でも、ほんの一握りの人だけで、憧れの役柄だと思います。そんな、歌舞伎界のエリートによって独占された役柄を演じることができる、またとない機会です。「連獅子」体験によって、是非、王者の風格を手に入れてください。
通訳ガイドによるお客さまへのVIP対応、カメラマンが撮影した写真、動画等のデータのプレゼント、そして唯一無二の、押し隈のプレゼント。これらすべてが、この「連獅子」体験に含まれており、お客さまの一生の思い出となることに、間違い御座いません!
通訳ガイドによるお客さまへのVIP対応、カメラマンが撮影した写真、動画等のデータのプレゼント、そして唯一無二の、押し隈のプレゼント。これらすべてが、この「連獅子」体験に含まれており、お客さまの一生の思い出となることに、間違い御座いません!