梅田と難波を結ぶ全長4㎞の大阪のメインストリートである御堂筋は、1937年に開通した大道路で、両側に約970本のイチョウの木が植えられていることで知られています。御堂筋があるのは、銀行や企業の本支店が集中するビジネスの中枢で、イチョウの木とオフィス街が織りなす景観の美しさから、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」の一つに選定されています。2018年からは大阪市も参加して、2037年までに淀屋橋から難波間の約3キロメートルに及ぶ道を完全歩道化するとの提言案がまとめられました。2020年、2025年を節目として片道の廃止や渋滞への影響調査と同時並行で、段階的に道路化範囲を拡大していく計画です。ミナミ近辺では、心斎橋筋や戎橋筋といった繁華街が平行に走り、南船場やアメリカ村などのファッション街も交差しています。また、御堂筋の新たな観光資源としてヘンリー・ムーアや『考える人』で有名なオーギュスト・ロダン、高村光太郎等の有名な彫刻家による彫刻29体が注目を集めています。