老舗百貨店、専門店、高級ブランド店などが集積する大阪を代表する繁華街である心斎橋は、船場と島之内を分ける長堀川に架かっていた心斎橋に由来しており、映画「ブラック・レイン」にもワンシーンながら登場しています。南北に約580mつづく心斎橋筋商店街は、服飾や飲食店など約180店が軒を連ね、週末には多くの買い物客が訪れています。かつては道頓堀の芝居小屋と下船場の新町遊郭を結ぶ道としての役割も担っていました。江戸時代には、書籍店や古書店をはじめ、小道具屋、呉服屋などが主流であったが、明治には時計、呉服屋などおしゃれな店舗が増えました。大正・昭和時代には、商店街とともに洋風の店が増え、「心ブラ族」といわれるショッピングを楽しむ若者たちの姿が見られるようになりました。商店街をあげての「ゆかた祭り」や季節ごとの催し物に注力しており、イベントの際には多くの物見客が訪れています。
住所
大阪府大阪市中央区心斎橋筋
アクセス
Osaka Metro御堂筋線、長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」