関西の若者文化の発信地である「アメリカ村」は、心斎橋駅の西側の長堀通りから道頓堀までの範囲に広がる一帯を指し、古着やCDショップなどのお店約2,500店が立ち並います。心斎橋駅からアメリカ村までは徒歩約2分で到着します。現在のアメリカ村の始まりとなったのは1969年にオープンした喫茶店「ループ」というお店とされています。それ以降、アメリカ西海岸やハワイなどから輸入した衣服類を販売するお店が増え、百貨店で開かれた「アメリカ村夏の陣」というイベントが開催されたことからこのエリア一帯をアメリカ村と呼ぶようになりました。いつでもアメリカ西海岸の文化に接することができるこの街は1980年代からはレコード古着屋がオープンするようになり、若者が集まるファッションの発信地として知られるようになりました。2000年代に入ると南船場や堀江、そして阪急梅田東側の茶屋町に若者が流れてしまい1998年には休日一日当たりの来訪者数が7万人だったのが、2005年には半減してしまました。2014年からは壁などに落書きする被害が急増し、大阪府はパトロールを強化するなどして取り締まりを強化しています。
住所
〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋1丁目~2丁目付近
アクセス
Osaka Metro御堂筋線「心斎橋駅」より徒歩3分