社殿によれば古来「難波下の宮」と称し、難波一帯の産土神であった難波八阪神社は、祇園牛頭天王(ごずてんのう)を御祭りする古社として世間に知られていました。当社の創建年月日などの詳しい資料は残っていないが、神宮寺の他十二坊の塔頭が並んでいたと言われ、もともと、神仏習合でありました。維新後の神仏分離によりお寺は廃絶し、現在のご本殿は1974年に完成しました。毎年1月の第3日曜日に行われている綱引き行事は当社の御祭神である素盞嗚尊(すさのをのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、民衆の困苦を除いたという故事に基づいています。仁徳天皇の時代、この付近一帯に疫病が流行りだしたときに、牛頭天王が現れて疫病を沈めたのが当社の始まりとされています。巨大な獅子頭をかたどった高さ12m、幅11m、奥行10mの絵馬電が特に印象的で、大阪市で初めての無形民俗文化財に指定されています。
住所
〒556-0016 大阪市浪速区元町2-9-19
アクセス
各線「なんば駅」より徒歩6分
電話番号
06-6641-1149
料金
無料