枚方市は大阪府の北河内地域に位置する市。人口は約40万人であり、大阪市、堺市、東大阪市、豊中市に次いで府内第５位の人口です。京街道の宿場町で、かつて河内内群役所も置かれていた北河内地域の中核的な都市でした。ひらかたパーク、全国高校ラグビー大会の優勝校、バレーボールVリーグパナソニックパンサーズの本拠地がある当地は、平成の大合併で寝屋川市、交野市との合併が議論され「北河内市構想」と言われる人口70万人規模の政令指定都市を模索していた時期もありました。市の地形は標高によって大きく４つに区分され、市の東端部は山並が生駒山地に連なっています。山麓地区の西側は天野川を挟んで東の枚方台地と西の香里丘陵に繋がっています。また、丘陵地区の地層は、約200万年前から数万年前の間に繰り返された氷期と間氷期に堆積した大阪層群と呼ばれる地層が広がっています。ここから東洋像やムカシニホンシカなどの化石が発掘されました。