大国町は大阪市浪速区敷津東3丁目にある大国町駅周辺のエリアで、大阪木津卸売市場、今宮戎神社、大国主神社、そして日本最大級のコスプレ撮影スタジオ「HACOSTADIUM大阪」などの観光名所があります。浪速区はその昔、区の大半が海で、鎌倉時代には漁労を中心に暮らしていた人が多くいました。「えべっさん」の名で親しまれる蛭子命は海から流れてきたと言われており、蛭子命をお祀りする今宮神社は漁労に従事した人々の信仰を集めました。戦国時代には細川、三好両氏の軍事拠点として利用され、浄土真宗本願寺派と織田信長による石山合戦の時には織田勢の陣が置かれました。江戸時代には、大阪市内を流れていた運河である難波新川があり、その東側には茶屋で賑わう難波新地がありました。1943年には大国町を含む浪速区が現在の区域になりましたが、1945年3月の空襲で浪速区のほとんどが焼失。戦後すぐに戦後復興土地区画整理事業がスタートし、1991年に完了。現在は高層オフィスビルやタワーマンションの建設が相次ぎ、人口も増加傾向にあります。
住所
大阪府大阪市浪速区敷津東
アクセス
Osaka Metro 御堂筋線・四つ橋線「大国町駅」