生根神社は大阪府大阪市西成区玉出にある神社で、中風除け、ボケ祓いにご利益があります。西成区付近は昔、勝間（こつま）と呼ばれ、「こつま南京」が特産品として知られています。当神社の創建時期は不明ですが、もともと、住吉大社の摂社である生根神社（奥の天神）から少彦名神の分霊を勧請し、勝間村（こつまむら）玉出の産土大神として祀ったのが始まりとされています。また、それ以前から蛭児命を祀っていたとの伝承もあります。当神社は1945年３月の大阪大空襲で被災し社殿を焼失しましたが、神体は住吉の生根神社に移していたため無事でした。また、生根神社には「だいがく」と言われる、古来、雨乞い神事に使用されていた高さ20mの柱に約70個もの提灯を飾りつけた櫓があり、1972年に大阪府の有形文化財に指定されました。毎年７月24日と25日には「だいがく祭り」が開かれ、玉出のだいがくを大勢の若者が担ぎます。