玉造稲荷神社は、大阪市中央区玉造にある紀元前12年に創建された神社です。当神社は稲荷神社のご利益である五穀豊穣以外にも、子孫繁栄、恋愛成就、縁結び、夫婦円満などのご利益がある神社として有名です。また、玉造の地名の由来ですが、古代、付近一帯に、勾玉を作る玉作部が居住していたことから、玉造と呼ばれるようになりました。物部氏と仏教受容問題で争った聖徳太子が、戦勝を祈願し、戦後、観音堂を自らの手で建立した地としても知られています。また、豊臣大坂城があった頃は、大坂城の三の丸の中にあったことから、大坂城の守護神とされ、豊津稲荷神社と呼ばれていました。当社の御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と言われる農耕神で、それ以外にも相殿には下照姫命(したてるひめ)、稚日女命(わかひるめのみこと)、月読命(つきよみのみこと)、そして迦具土命(かぐつちのかみ)が祀られています。現在の社殿は戦後に再建されたもので、境内には秀頼奉納の鳥居や難波玉造資料館があります。
住所
〒540-0004 大阪府大阪市中央区中央区玉造2-3-8
アクセス
JR環状線「森ノ宮駅」徒歩5分
電話番号
06-6941-3821