大念仏寺は大阪市平野区にある寺院で、鳥羽上皇の勅願により比叡山の僧侶、良忍が1127年に開創しました。融通念仏宗の総本山である当寺院は日本最初の念仏道場として知られ、本堂は、大阪府下最大の木造建築です。融通念仏宗の教えの一つには21世紀のキーワードである「共生」「共助」の考え方とも通じる「一人の念仏が万人の念仏に通じ、自他の念仏が相互に融通して大きな力となる」というものがあり、毎年1・5・9月のそれぞれ16日に開催される百万編会大数珠くりの際にその教えを体感すると言います。5月1日から5日の万部おねりは、稚児行列、踊躍歓喜の念仏・詠讃歌舞が先払いをして堂内に入り、鉦を合図に雅楽に先導され、二十五菩薩が来迎橋を渡御します。次に、御本尊「十一尊天得如来」・・法主猊下・法要出仕僧等が順次に渡御します。その後、参列者は手を合わせて先祖供養を願います。この行事は2002年に、大阪の無形民族文化財に指定されました。
住所
〒547-0045 大阪市平野区平野上町1-7-26
アクセス
JR大和路線「平野駅」より徒歩5分
Osaka Metro谷町線「平野駅」1,2出口より徒歩8分
電話番号
06-6791-0026
料金
無料
営業時間
9:30~16:30