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枚岡神社

枚岡神社は生駒山脈の中央の山麓のなだらかな山裾に鎮座する神社で、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売御神(ひめみかみ)、経津主命(ふつぬしのみこと)、武甕槌命(たけみかづちのみこと)の四柱をお祀りする神社です。創祀(そうし)は神武天皇即位前3年と伝えられており、今から2681年前に建てられた古社です。平安時代の法令集である延喜式の神名帳にもその名が記載されており、格式の高い神社です。650年に天児屋根命の子孫である平岡連等(ひらおかのむらじ)が当時の難波宮の北東(鬼門)を守護するため当社を現在の地に遷座しました。その後、平城京に遷都されると、藤原氏は都を守護するため、氏神である天児屋根命と比売御神を枚岡神社から分祀しました。これが春日大社の始まりとされ、当社は「元春日」の名で呼ばれることもあります。現在の本殿は1826年に再建されたものです。また、太鼓台の宮入や地車の曳行(えいこう)などが行われる秋の郷の祭り(秋郷祭)や毎年年末の12月23日に、新しいしめ縄を掛け替えて大勢で笑うことを目的とした「注連縄掛神事」(しめかけしんじ)通称「お笑い神事」が有名です。

住所

〒579-8033 大阪府東大阪市出雲井町7-16

アクセス

近鉄奈良線「枚岡駅」すぐ

電話番号

072-981-4177

  • お役立ち情報

    枚岡神社の拝殿の奥には柏槙(びやくしん)と呼ばれるイブキ科の御神木があります。本宮がある神津嶽(かみつだけ)には神武天皇が植えられたとされる大木があり、その枝を切って挿し木したのが当御神木です。また、当社の近くには枚岡梅林と言われる梅林があり、2月中頃から3月中頃にかけて、紅白の花が咲き誇り、多くの観梅者で賑わいます。

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