大阪府河内長野市にある高野山真言宗の寺院で、関西花の寺25番霊場に数えられる他、新西国客番霊場、仏塔古寺13番霊場でもあります。御本尊は日本三大如意輪の一つ如意輪観世音菩薩で、平安密教美術の最高傑作として知られています。毎年4月17日と18日の2日間だけご開帳されます。また、当寺院は、701年に役行者によって開創された古刹で、815年に弘法大師空海が真言宗の道場として再建しました。室町時代には、それまでの伝統的な建築方法から発展して「和様」と呼ばれる建築様式や中国から伝わった「禅宗様」、「大仏様」と呼ばれる建築様式があり、それらの様式を合わせた「折衷様」と呼ばれる新しい形式が成立。当寺院の金堂は「和様」が用いられていますが、構築方法には「禅宗様」が取り入れられているため、「折衷様」を代表する建築物として知られています。また、南北朝時代に豪族の楠木正成が南朝方で活躍した時、観心寺のあたりは南朝方の重要な拠点となっており、後醍醐天皇を継いだ後村上天皇は一時的に当寺院に滞在していました。
住所
〒586-0053 大阪府河内長野市寺元475
アクセス
南海高野線「河内長野駅」・近鉄「河内長野駅」より
南海バス「小吹台行」「金剛ロープウェイ行」に乗り換え「観心寺」下車すぐ
電話番号
0721-62-2134
料金
大人 300円、小中学生 100円 毎年4月17日、18日は本尊御開帳日特別拝観料 700円
営業時間
9:00~17:00