西中島南方は大阪市淀川区西中島一丁目にある御堂筋線の駅名で、駅周辺にはホテルに加え、カフェや飲食店などが多く存在します。また、淀川河川公園や大阪市水道記念館などの観光名所も存在します。また、当エリアにはJR、私鉄、地下鉄だけでなく、街の東部には新大阪駅があり、交通の要衝となっているためオフィスや住宅も多く見受けられます。古代、当エリアには海が広がっていましたが、淀川、大和川、猪名川などの河川が運ぶ土砂が堆積するにしたがって「難波八十島」と呼ばれる多くの小島を中心に陸地が形成されていきました。江戸時代には、現在の淀川である中津川の洪水の被害を幾度も受けましたが、肥沃な農業地帯であったため、農民たちが自力で全長9.5km、幅平均22mの中島水道と言われる排水路の開削を行い、1678年に完成しました。東京オリンピックが開催された1964年の9月には梅田から新大阪間の地下鉄が開通し、同年の10月には新幹線が相次いで開通したため、それまでのどかな田畑が広がっていた当エリアは激変しました。
住所
大阪府大阪市淀川区西中島