「重要文化財大阪城の櫓YAGURA特別公開」では、大阪城の重要文化財である多聞櫓、千貫櫓、そして焔硝蔵(えんしょうぐら)が限定公開され、大阪城の歴史に触れることができます。多聞櫓、千貫櫓、焔硝蔵は現存する古建造物で、明治維新の動乱の際に起きた大火や第二次大戦での空襲の被害を免れました。多聞櫓とは塁上に築く細長い長屋状の櫓を指し、大手門を超えて侵入する敵を迎え撃つ役割を有します。大阪城の多聞櫓は1628年に創建され、1783年の落雷で焼失しましたが、1848年に再建されました。千貫櫓は大手門を北から防衛する役割を果たした隅櫓(すみやぐら)で、1620年に創建されました。現存の大阪城公園内の古建築物の中では、乾櫓と並び最古のものになります。焔硝蔵は鉄砲や大砲に使用する火薬を保管する役割を果たした蔵で、城内に数カ所ありましたが、落雷や腐食により何度も建て直されました。現存する焔硝蔵は1685年に建造されたもので、床、壁、天井、梁に花崗岩を使用しており、耐火、耐久、防水の面で優れた火薬庫となっています。
住所
〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1-1
アクセス
Osaka Metro各線「谷町四丁目駅」「森ノ宮駅」「天満橋駅」、京阪「天満橋駅」
電話番号
06-6755-4146
料金
700円
営業時間
10:00~16:30