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堺市立町家歴史館 清学院

清学院は大阪府堺市堺区にある修験道当山派の寺院で、1573年に開設され、2002年に国の登録有形文化財となり、2011年から堺市立町家歴史館清学院として公開されました。当館は江戸時代に都市の内部にあった現存する数少ない修験道の寺院で、江戸後期から明治初期にかけて「清光堂」という寺子屋が営まれていました。寺子屋は庶民の子弟に読み書き算盤を教える民間の教育機関で、生徒は自由に勉強していました。仏典を求めて日本人で初めてヒマラヤ山脈を越えてチベットに入った河口慧海も当館で学んでいたことで知られています。当館では「千字文(せんじもん)」、「唐詩選(とうしせん)」、「往来物(おうらいもの)」などの教科書のほか、算術に関する教科書や堺の町名や諸職、そして屋号などを通して文字を教える教科書も用いられていました。当館内部では当時の寺子屋の様子や不動堂を見学でき、不動堂には本尊の不動明王坐像や弘法大師、青面金剛、役行者、そして当山派の流祖と言われている理源大師聖宝が祀られています。

住所

〒590-0928 大阪府堺市堺区北旅籠町西1-3-13

アクセス

阪堺電気軌道阪堺線「高須神社駅」
南海本線「七道駅」

電話番号

072-228-1501

料金

100円

営業時間

10:00〜17:00

  • お役立ち情報

    清学院では、昭和40年頃まで祈祷札を配布したり、厄除けや病気平癒のための祈祷などが行われていました。また、国の登録有形文化財にも指定されている当館内部では、寺子屋としての歴史を知る事ができる資料の展示に加え観光ボランティアによる案内もあります。入場料は100円で、中学生以下は無料となっています。また、開館時間は午前10時〜午後5時までで、休館日は火曜日となっています。

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