綿業快感は大阪市中央区船場にあるルネサンス風の歴史的建造物で、2003年に国の重要文化財に指定されました。また、2007年には近代化産業遺産に認定されました。当館は1928年に「日本の綿業の進歩発展を図るため」という岡常夫東洋紡専務の遺言で100万円の寄付を受け、業界関係者からの50万円の寄付を加えた150万円を基金に会員制倶楽部の会館として工事が着工され、1931年に竣工しました。現在の金額では60〜70億円になると言われています。また、当館は大阪の代表的建築家・渡辺節氏が設計し、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上６階建て、地下１階で、塔屋が設けられています。各部屋は様々なスタイルを持っているため、世界各国の来賓や、会員の好みに応じて好きな部屋を選ぶことが可能です。これまでに、リットン調査団、ルーズベルト大統領夫人、ヘレンケラー、その他歴代の首相などが来館しています。館内の見学は毎月、第4土曜日に２部制で実施されており、完全予約制となっています。