野崎観音は大阪府大東市にある曹洞宗の寺院です。正式名称を福聚山慈眼寺(ふくじゅさんじげんじ)と言う当寺院は、今から1300年ほど前、大仏開眼のため来朝した婆羅門僧正が「野崎の地は釈迦が初めて仏法を説いた鹿野苑(ハラナ)によく似ている」と行基に申したところ、行基は感動し、十一面観音を自刻し安置したのが始まりとされています。行基作の十一面観音菩薩は縁結び、安産、などのご利益があるとされています。当寺院は幾多の戦乱のため荒れ果て、1565年の三好・松永の兵により全焼しましたが、1616年に青厳和尚がこのお寺を復興しました。現在の本堂は東大阪市日下大龍寺観音堂から移築されたものです。当寺院では江戸時代より「野崎詣り」と呼ばれる、有縁無縁全てのものに対して感謝の気持ちを捧げるお参りが続いており、毎年5月1〜10月の期間中にはJR学研都市線「野崎駅前」から野崎観音までの参道に300軒ほどの露店が立ち並び、20万人を超える参詣客で賑わいます。
住所
〒574-0015 大阪府大東市野崎2丁目7−1
アクセス
JR学研都市線「野崎」駅徒歩8分
電話番号
072-876-2324
料金
無料
営業時間
9:30~15:30