福島天満宮は菅原道真を御祭神として祀っています。JR・福島駅、阪急・福島駅からもほど近く徒歩2～4分ほどでアクセスできます。学問の神様としても有名な菅原道真ですが、特に才能が秀でていたために右大臣にまで上り詰めたものの、藤原時平によって九州大宰府の権師に左遷されてしまいます。社伝によれば、京都から出発し現在の福島に至った際、その地に住む徳次郎という者が道真を心からもてなしをしたと言います。その際にこれに喜んだ道真が、自らの姿を布に描いたものが、現在も福島天満宮の御神体として祀られています。この時から2年後、道真の訃報を聞いたこの地の者たちが、小祠を設けたことが福島天満宮のはじまりです。京都から九州まである菅原道真を祀る社の内、特に関連の深い25カ所を巡拝する菅公聖蹟二十五拝の一つ、第十二番に選ばれてもいます。また彼の命日である7月には、毎年天神祭が2日間に渡って開催。地車や獅子舞、御神輿巡業など行われます。